旅立ち

ピータンパパ♪

2016年05月23日 10:04

先月13日に
妹が亡くなりました
時間の経つのは早い物で
昨日の日曜日、四十九日法要を行いました

七日七日の法要を済ませ
昨日まで魂が自宅に居ましたが
無事に旅立ちました

一昨年
祖母が亡くなったと同時に不調を訴え
診断を受けましたが
すでに末期の状態でした

痛みに耐えきれず救急車で運ばれ
すぐに来るように言われた電話の向こうでも
救急車のサイレンが鳴り響いていました

抗ガン治療が始まり
かなり苦しんだようです
いざ手術になっても癒着や転移がひどく
摘出不可能でした

もともと我慢したり子どもの事を優先に考えてしまい
治療が遅くなった事
病院側の諸々もありました

昨年末から
食事はイチゴしか受けつけず
父親が毎日のようにイチゴを届けていました
そんなイチゴさえも食べれなくなり

体力が落ちてはいけないと
ベッドからトイレに行くのも痛みをこらえての行動でした
杖代わりになった点滴も
栄養剤と痛みどめが何種類も取りつけられていました

僕が一番上で
3歳づつ離れて弟・妹の3人兄弟

妹が欲しい妹が欲しいと言っていて
その願いが叶い
すごく嬉しかった事を今でも覚えています
今年に入り
妹も友達からもLINEやろうと言われ始めました
毎朝、今日はこんな調子だよ
昨日から苦しいけど頑張る
そんなトークを始めるようになりました

いつでも子ども達の事をお願いしますと
心配ばかりしていました
自分自身でも
この先のことは理解していたようです
僕自身もある程度の事は聞いていましたが
目の前にいる妹を見て現実味を感じず
いる事が当たり前だと思い
受け入れる事が出来ず
また頭の中で否定していたのかも知れません

4月に入り
痛みも痛みどめでは効かず
苦しむ姿が可哀そうで仕方がなく
付き添っている妹の旦那も大変だったと感謝しています

亡くなる前々日に
お腹の中が爆ぜ
痛みは想像を絶していたと思います
切ない・・切ない…と言う言葉を繰り返し
寝てしまったら戻って来れなくなるという不安から目を閉じる事も出来ず
母親の腕の中で背中を撫でてもらいながら
少しだけ安らぎながら眠っていましたが
母親には
ごめんね・・と言う小さい声が辛かったようです

翌日に主人と子ども
両親と兄弟に看取られました

長い闘病生活でした
心の準備がどこかで出来ていたのかも知れませんが
あまりにも辛く
心の整理はなかなかつかずに居ました

昨日の法要で
また妹の元に皆が集まりました

心配する事は無いよ
ちゃんと甥っ子たちのサポートするから
見守っていてね
そう語りかけて来ました

父親は
あまり口に出す人ではありませんが
『お前は今どこまで行ったんだ?
 いい所へ行ったか?』
そう言いながら会食で飲んだお酒が効いたのか
涙を流し寝てしまいました

我家はみんな
ふざけた事ばかり言って
恥ずかしさや寂しさをごまかしていますが
未だ整理がつかない部分もあります

明るい性格だった妹の為にも
前を向いて歩んでいかなければいけないと思います

思い出せば
いつも大きな声で笑い
大きな声でいつまでも話をしている妹の声が聞こえてきます

忘れる事は無い
いつまでもいつもまでも大切な妹です

何十年か後
またバカ話を空の上で出来たらいいな

四十九日の法要で
極楽浄土へと旅立った妹
こちらでの修行も終わりました
ゆっくりと休んでください。

その夜空を見上げると
満月の明かりが照らしていました

ありがとう
本当にありがとう


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